目次
断捨離やミニマリスト。
部屋を片付けることについてよくテレビやネットニュースで見かけますよね。
関心を持っている方も多いのではないでしょうか。
そして汚部屋と言われることもある部屋が汚い状態は部屋が汚い以上に
その人自身に対してネガティブなイメージを持たれている方が多いように思います。
わたしは片づけられなかった自分は嫌いですけど
でもこの汚部屋だったことからスタートしたことに対してものすごくプラスのイメージを持っていて
もしわたしの部屋が汚くなかったら
絶対にわたしを取り巻く環境は作れられなかったと思えるほど
部屋の片づけに感性と理論を取り入れることに魅力を感じています。
もしあなたが今、
部屋が片づけられないことに
一人密かに悩んでいて
好きな人や仲良くなりたい友人を家に招くことに
抵抗があるようであれば
あなたにとってこの記事が役に立つかもしれません。
このことを知って頂くともしかしたら
「片づけられない女」として自信が持てない自分から
片づけられること以上に楽しい人生になるかもしれません。
片づけられない女が汚部屋の掃除を通り越して“オシャレ”になれるとっておきの方法は?
最後までお付き合い頂けたら幸いです。
片付けられない女の部屋はいつも服で足の踏み場もなかった
お恥ずかしいですが告白します。
わたしは20歳女子大生時代。
足の踏み場もないくらい部屋が汚かったです。
実家住まいでしたが、学校が遠かったので早朝に出かけては、バイトで夜遅く帰ってくる生活の中で
家に帰ったら寝るだけ。
空気の入れ替えなど環境を整えるなどすることもなく
いつも脱いだ服は椅子に掛けっぱなし。
狭い部屋中、山積みの服で埋め尽くされていて
わたしの部屋は”ここ”っていう定位置しか落ち着く場所はない状態。
この部屋のありさまを見て怠惰なわたしに
父は激怒し、母は見かねて片づけを手伝ってくれましたが
どうにもきれいな状態が3日と続かない。
こんな生活ダメだよな・・・と思いながらも片付くことはなく
わたしは洋服が溢れた部屋で生活していたんです。
合コンで『部屋が汚そう』と言われて汚部屋だとモテないと察する
そんな部屋が汚いわたしも、大学生ですから合コンやります。
わたしにとっての合コンは男女の出会いというより
はじめて出会う楽しい人たちみんなでワーッと飲む会!みたいなイメージで
いつも楽しんでいました。
しかしある時
はじめて会ったいけ好かないイケイケ色黒男子にこう言われたんです。
結局は爆笑イケイケ色黒男子に、なんでわたしの部屋が汚いと感じたのか、ムカつくし怖くて聞けませんでした。
でも一つわかったこと。
部屋が汚いと男子にモテないらしい。
爆笑のネタにされるなんて絶対やだ。
なんとか汚部屋を片づけなくっちゃ!
ときめく片付けで「大量にモノを処分→また大量に買う」の繰り返し
片づけられない汚部屋女子は男子からモテないらしいことを学んだわたしは
なんとか部屋の片づけをしようと試みます。
そしてわたしの目に留まったのが、その当時に話題になっていた片づけの本
”ときめくものだけに囲まれる”片づけ術。
わたしはモテるために、その本に書いてある通り
家中にあったわたしの服を集めて
「これはときめく」「これはときめかない」と1着ずつ仕分けして
ときめかない服はゴミ袋に入れて処分する覚悟をしたんです。
部屋は服がなくなった分、スッキリ片付けることができました。
わたしは割と派手だったり個性的な色・柄の服が好きだったので
ときめくことを基準に選んでいると、柄×柄とか、派手色×派手色になってしまう。
ベーシックでなににでも合わせやすい服っていうのにはときめかないんです。
となると
毎日の服選びを解消するために、また服を買うしかなくて、気づくとまた山積みの服。
そうして”ときめく感情に合わせて服を選ぶ方法”にこだわっていた間のわたしは
捨てては買い、買っては捨てるを繰り返すことになります。
とだんだんと服を買うことに嫌気がさし
次第にオシャレもする気力がなくなり
部屋はきれいにならないものと諦め
ときめく片付けすらしないモノがあふれる汚部屋に逆戻り。
もともとモテるために片付けをすべし!と思っていたにも関わらず
わたしは片付けできないんだからしょうがない。
片付けができないわたしでも好きになってくれる人を探せばいいよね♡
と考えるようになっていきました。
”ときめく”だけではダメ!2つの基準で片付けたら大量に買わなくなった
片づけはできない、自分のことも好きじゃない、男子にもモテない、相変わらず酒癖は悪いわたしも
汚部屋気質がバレる前にわたしよりちょっと片付けができる男性と結婚できました。
結婚してからというもの、夫は単身赴任で家には週末帰ってくるという生活。
平日は気を抜いたらすぐ汚部屋になります。
そして、帰ってくる週末を前に
金曜日の夜は毎週大掃除です。
もう毎週疲れる・・・
そして、一度片づいてない家に帰ってきた時に夫が言ったんです。
片づけられない女のわたしの本性を見て、どう思うだろうと。
結果
だからといって、苦手なものが急に得意にはなりません。
片づけもできない、自分に自信もない私はこんな自分を変えたい!と思っていた時
たまたま紹介で パーソナルカラー診断 を受けます。
アパレルメーカーに勤めているのにダサくて
自信なんて全くなかった私が
結果はオータムのタイプ。
診断では「茶色が特別似合う」と言われてですね、それからというもの、わたしはひたすら茶色の服を着続けました。
そしてわたしは会社で、”茶色い人”と呼ばれるようになるんです。
そんな
現役スタイリストとしてご活躍でもある
目力強めで帽子がトレードマークのオシャレ先輩とお話する機会がありました。
そこで”似合う”には理論があるということ知るんです。
なにか買いたいと思っているんですが、今何色が流行ってますか?わたしに似合う色が流行ってたらいいな!
奈津子さん、一つ聞いてみるけど似合う色だけでオシャレになれると思う?
色の効果はとっても重要よ。第一印象を決定するのは顔の印象で、それは服の色が大きく作用してしまうものだからね。
でも洋服って色だけじゃないでしょ?
服の素材や形、柄や柄の大きさっていうもの似合う似合わないがあるし、
髪型やメイクの色やラインの描き方も、体型や顔の形で違うと思うの。
オシャレってバランスだし、トレンドによって変化もある。
オシャレに正解っていうのはないんだけど、でも人によって印象を良く見せられる方法って違うものなのよ。
つまりパーソナルカラーの先にある”似合う理論”を知ることよ
そして”似合う理論”を知った私はオシャ先輩のアドバイスに沿って
アイテムを買い足していきます。
わたしに似合う服が全然ないんですー!
お店的には一番多く売れるものを置きたいから、日本人に一番多いタイプの人に似合うものをお店に置く事が多いんじゃないかしら
似合うアイテムも増え、改めてクローゼットを見直してみて
更にこの中でも”ときめくもの”ってどんなものだろうと見ていくと
今まで持っていたものの3分の1の量しか残りませんでした。
そして、似合わないものやときめかないと分類されたものって
いつもクローゼットにあるのに無意識に手に取ることが無かった服だったんです。
自分がいかに似合わないものやときめかないモノをを大事にため込んでいて
その状態にマヒしてずっと片づけられなかったかに気づきました。
モノが減れば片づけられる。
それは”ときめく”片付けで経験済み。
以前片付いたときの問題は、ときめく服同士では服の個性が強すぎて服に着られてしまっていたこと。
コーディネートの仕方がわからないという迷いが生じたこと。
さて、どうやって着るものを選んでいきましょうか。
全てがときめいて似合うものだから、組み合わせに失敗がない
わたしのクローゼットはものが減ったおかげで、すべてがアイテム別でパッと見渡せる状態。
更にアクセサリーも壁一面につり下げて見えるようにしました。
今見えているもののは全て似合うものでときめくもの。
そう考えると、テンションが上がらずにはいられません。
コーディネートについてはオシャ先輩からいくつかアドバイスを頂きました。
などなど教えて頂いたものの
予想外なことが起きます。
緑のアイテムだけ気を付けよう!と思って
着ていくものをほぼランダムに選んでいるにも関わらず
なんだか全部イイ感じになじむんですね。
あれ?これとこれ・・合うな。
これとこれも?・・合うな。
この組み合わせも?・・合うな。
鏡の前でだんだんニヤけてきます。
どういうわけかどれを合わせても
調和がとれるんです。
一見なんだかボヤっとする組み合わせも
不思議なことに
メイクをしたり
アクセサリーをすると
それはそれでオッケーな感じがしてしまう。
だんだんと
服も髪型もメイクもアクセサリーも靴も
全てが組み合わさって影響し合って
私はオシャレができているかも~という感覚になってきたんです。
部屋がきれい!驚くことに“好印象&時短”が手に入った
モノが減ったおかげでまず
服が山積みになる事がなくなりました。
なんたって、あちこちに服が山積みになるほど量がないですからね。
そして
そうなるとわたしはだんだんと片付けることが苦痛ではなくなりました。
今まで長い間、服が山積みだった時の片づけは
”やってもやってもい終わりがない作業”または”夜中寝ないでやる作業”
だったのが
今の片づけは”今やれば今終わる作業”になったんです。
それだけでも、わたしの気持ちはだいぶ軽くなったし、片づけ苦手意識は減っています。
って感じ。終わりが見えればできるんですね。
そして、似合う理論で装っていると、はじめての方にこういわれることが増えました。
「その色、似合ってますね!」
「その服、着こなせる人なかなかいませんよね!」
やっぱ女性は外見の感想を言って頂けるとすごくうれしいなと思ったりします。
自分の似合うを知ることで、どんどん新しい”私だから似合う”にチャレンジできているように思います。
朝の支度の時間も大幅に短縮できています。
なんたって鏡に向かって
これ合うかなー
と迷う時間がないからです。
今日出会う人のことを想って
ここに見えるモノを選んで着る。
イヤリングは壁から取ってつけるまで10秒。
似合うイヤリングをしていれば、10秒で華やかな顔周りの完成です。
この教えを守って
今日も10秒使ってアクセサリーをつけています。
今は理論と感性を使う装い方を提案して、お客さま大変身!
”似合う理論”に出会い、わたしの見た目とオシャレの考え方は大きく変わりました。
人からの印象も変わったし、自分自身のセルフイメージも上がって自分に自信が持てています。
でも、実は引っかかることがあります。
でもオータムタイプはどちらかというとキリッとカッコいいタイプ。
フリフリとか好きだけど、似合わないしなーと半ば諦め、オータムの道を突き進んでいました。
実際オータムの姿を良いと言ってくれる人が多かったですしね。
でも、はじめは引っかかり程度だった違和感も
だんだんとわたしの心を占めていくようになります。
なんでオータムなんだ?
可愛くしちゃダメなの?
そして、今思うこと。
似合う理論を徹底的に追及してわかった自分の気持ち。
もちろん理論は絶対大事、ときめく感情も大事、でもなりたい自分に向かう心は置き去りにしちゃいけないよなって思うんです。
見た目やオシャレになる事にこだわっていたからわかることを
今は私のお客様に伝えています。
お客様のクローゼットを見ると今までの人生が見えてきます。
迷いや葛藤、不安や希望。
これら全部をひっくるめて
理論で導き、感情に正直に、なりたい自分に向かって自分を育てていけたらいいな。
そうやって自分と向き合っている方だからこそ
「今の自分が好き」と言えるかなって。
そんな想いを胸に
お客様の装いについてサポートをさせて頂いています。
まとめ
片づけ苦手!汚部屋を掃除したらキレイを通り越して“オシャレ”になれた とっておきの方法
いかがでしたか?
少しくらいモテたいと始めた汚部屋の片づけでしたが
片づけることがきっかけで今では生活習慣や生き方にまで通じる
新しいオシャレの知識と視点を手に入れることができました。
オシャレは一日にしてならず
でもあなたが望めば
あなたのクローゼットが片付くだけでなく、オシャレにもなれるんです。
わたしは部屋が汚くなければ・・・
部屋が汚いとモテないことを知らなければ・・・
夫から部屋が汚いのは嫌いだと言わなければ・・・
片づけようと思わなかったでしょう。
実際片づけなくたって生きていけるんですから。
でも収納量より服の方が多ければ、どうしたって片付かないんです。
だとしたら
どうやって片づけるかの軸として
理論と感情の両方を使うことをオススメします。
片づけ苦手な私が失敗を繰り返し約15年かかってたどり着いた
なりたい自分になるための片づけ術です。
片付けが気になるあなたも参考にしてみてはいかがですか?