目次
毎年、年末年始に飛び交う
大掃除や片付けはどちらかというと
何を捨てたらいいかわからないとか
いざやってみると進めないような
ネガティブながあるように思います。
でも私はお掃除や片付けに対して
もの凄くプラスのイメージを持っていて
大掃除や片付けをしてこなかったら
絶対に発見できなかったと思えるほど
大掃除や片付けを大切なものはこれだと感じています。
このことを知っていただくと
もしかしたら大掃除や片付けを
ネガティブに感じていらっしゃる方も
大掃除や片付けを楽しいと思ってもらえるかもしれません。
片付けで人生変えたいなんて甘くない?と言われた私がたどり着いた、選ぶ余地なしのとっておきの方法
最後までお付き合いいただけたら幸いです。
掃除が嫌い。掃除機を持たない部屋での生活
東京のビルとビルの間の小さな部屋が私の住まい。
単身赴任の夫と離れ、娘2人を働きながら育てる
ワンオペ育児で
毎日を必死に生きている。
というと聞こえはいいんだけど
子どものためにできることを優先していると
できないことはとにかくやらなくなるもので
よく育児書で
〝掃除をしなくても子どもは死なない〟
みたいなことが書かれていて
私もそれにならって
ご飯は作っても
掃除は常に後回し。
苦手だし、出来ないし。
掃除をしないから掃除機もない。
人生を変える!断捨離を決行
掃除をしない。
そんなことがいいわけないってこともわかってる。
それからもう逃げられないと思ったのが
長女の体調が悪くなったから。
週末、単身赴任先から帰ってきた主人が
娘が寝ている様子を見て
でも、これ以上悪くなったらかわいそうかぁ
その頃はやっていたときめきを大事にする片付け術で
1つずつ手に取って
いるかいらないか
ときめくかときめかないかを
考えながら
とにかくモノを減らしてみる。
ゴミ袋いっぱいの不用品を出して
部屋も心もすっきり!!
捨てた後悔と残したものに対する執着。代り映えしない自分に飽きる
モノを捨てて
吸引力が変わらない掃除機を買って
もう娘の体調も大丈夫だと安心していたけど
次の季節に変わった時にあらわれる
あれがあったはずなのに!
これ着たかったのに!
残った数少ないお気に入りを着まわすことで
鏡に映る代り映えしない自分に飽きてくるし
あったものがなくなることがストレスが凄い!
後悔すると残ったものへの執着が出てきて
大切にしよう!
っていう思いが暴走して
娘たちに着ている服を汚されると
とついつい起こっている自分に気づくんです。
結局、掃除できないというより
片づけられない私は
モノが少なくなっても
出しっぱなしで片付かない。
片付かないと掃除機もかけられないから
掃除しない。
しかし、季節が冬になるころ
娘のぜんそくの発作が出て病院へ。
優しい先生の言葉も耳に入らず
目がうつろな私は頭の中で繰り返すんです。
それからというもの
娘の体調の変化が怖くて
夜も眠れない。
迷わず捨てよ!断捨離より全捨ての法則
娘のぜんそくを治すという目的もあって
東京のジメジメした小さい住まいから
主人の単身赴任先に家族で引っ越したんです。
引っ越し後、最近どう?
と昔からの友人たちとオンラインで話していると
ちょっと断捨離、ちょっと片付けくらいじゃ運気は上がらないんだよ!
だまされたと思ってやってみて
モノを手放す基準を作る
床面積を広げるために全捨て
なんかわかったような
わからないようなだけど
とにかくもう東京の時のような
掃除ができないってことに対する引け目とか
娘のぜんそくとかに悩みたくないから
だまされたと思ってやってみよう!
とはいえ、やり方は前のときめくかときめかないかの方法を
ベースにして
まずは家じゅうに散らばった私の服を一つの部屋に全部集めて
同じものがあるかないか
調べてみるところからスタート!
そんなに洋服だって多くないなぁ
しかし、その時に見ていて感じたことが
その服やアクセサリーを手にしたときの感情の変化だったんです。
誰かから譲り受けたものも多く
貰った時はすごく嬉しくて身につけていたけど
時間が経ってその人との関係性や
思い出の解釈が変わった今
この服やアクセサリーに対する
思い入れも薄まっていることに気づいたとき
昔のモヤモヤした感情が呼び起こされる気がする!
心を乱すような人、モノ、情報からは
できるだけ距離を取るようになっていた私は
全捨てを試みることで
モヤモヤしない自分になるために
モヤモヤして過ごしていた時に
身につけていたものは
今の自分にとって必要ないもの
と感じるようになったんです。
モノへの執着を捨てて過去を笑いに変える手放しルール
〝モヤモヤする気持ちが湧いてくるモノは持たない〟
そう決めた私ですが
では
モヤモヤとはどういった感情でしょうか?
これは心理学的に見ると
人の価値観や信念によって生かされている居心地の悪さを
感じている状態のことをいったりします。
自分の価値観や信念ではない状態という事なんですね。
私自身よく
〝自分らしく生きなよ〟
と言われることがありましたが
その自分らしいというのがまさに
自分の価値感や信念で生きている状態を指すとすると
昔の私のように
・いい母親でなければならない
・言われたことは全部やり遂げなければいけない
・仕事も家庭も完璧を目指さなくてはならない
という人の価値観に対して
常に何かモヤモヤしている人は
自分ではない
自分以外の人の価値観や信念に無意識に従っている
ということが起きているかもしれません。
片付けを通して自分のモヤモヤな感情に気づいた私が作った
私の片付けのルールは全部で3つ
①基本は全捨て(特にモヤモヤした感情が湧いてくるもの)
②床にモノを置かない
③置く場所を決めて使ったものをもとの場所に戻す
たくさんのものを持たない暮らし
だったりしますが
これらをするために
新しく買うものは
・こだわったものだったり
・ワクワク感を感じられるものや
・自分に似合う根拠のあるもの
だったり
誰かの価値観や信念ではなく
私が心地いいと思うものを基準に
身の回りのわずかな持ち物を決めています。
なくても生きていけるものを手放して、欲しいと願うと巡ってくる
モノの整理を進めている我が家で
なかなか減らないものが
娘たちたちのおもちゃや洋服ですが
年末年始にかけて大掃除と整理をしたんです。
子どもたちの興味関心が増えることで
次から次にほしいもので溢れるんだけど
片づけるという考え方はあっても
処分する・捨てる・譲るということに
まだ抵抗があるみたいですが、
にしても、
先日はお菓子作りがしたいからと祖父母に話すと
祖父母の家にあったお菓子作りの道具を譲り受けたりして。
娘たちの喜ぶ様子を見ていて
片づけたから自分が欲しいと思うものを
大切な人から受け取るチャンスがきたのかなぁ
なんて思ったんですよね。
これからも祖父母からもらった嬉しい記憶と
一緒に過ごすことができたらいいなと
嬉しくなったりします。
また、この全捨てを意識してから
掃除の仕方も変わって
とにかく雑巾を使っての床掃除、窓掃除の他、
キッチン、玄関、トイレ、洗面所、お風呂と
ゴシゴシと一心不乱にすることで
心の乱れが減ってきたり
新しいアイディアがふっと降りてきたりするんです。
自分をいい状態に保つことで
いい文章や発信ができているような気がしたりして。
仕方ないんだよねぇ。これから今の私の価値観で育てていきたいなぁ
まとめ
片付けくらいで運気が上がるなんて甘くない?と言われた私がたどり着いた、選ぶ余地なし運気爆上げのとっておきの方法
いかがでしたか?
そこで私が見つけた大事にするのは
モノの先にある感情がどういうものなのか?
そして、そのモノの先の感情が
時間を経てかすかにでもモヤモヤするものに
なっていたとしたら
今のあなたには必要ないもの
という考え方を持っているといいんじゃないかな
と思うんですよね。
〝モノには罪はない〟
と言えるほど
心が強くない私は
いちいちモノによって
心を乱されることは避けて
自分の心地よさを追求して
こだわって選んだものだけに囲まれて
心穏やかに生きていきたいなと思います。
今ではあまり心を乱すことは減りつつありますが
私の心を乱す
モノ・人・情報からは距離をとる
という考え方は
これからも自分と自分の大切な人を守るために
続けていこうと思います。
そして、定期的に
全捨てを検討する。
変化しないものはないですからね。
自分の心の様子を振り変えるツールとして
全捨て一択と
その先にある感情の気づき方、付き合い方を
大事にしていきたいと思います。
私の経験があなたのヒントになったら嬉しいです。